仕事の都合で足立エリアに来る用事があり、昼食を営業所の先輩に連れていってもらう流れになった。トラックターミナルエリアで、物流の要所という雰囲気の町のため、周りに飲食店は少ないのだが、昔からやっていそうな渋い店も存在している。今回は営業所から10分ほど歩いた場所にある、北足立市場の定食屋「アイリス」へ。
市場の定食屋に行ったことがないという人は意外と多いかもしれない。自分は実家が市場の近くだったので子供の頃からけっこう行く機会が多かった。市場で働く人や納品に来るトラックドライバーをターゲットにしたお店が多く、安くて量が多くてうまい店が多いように思う。
しかし、この北足立市場ではたたんでしまった店も多く、現在はこの「アイリス」のみが飲食店としての営業をしているらしい。
市場の構内に足を踏み入れると、なるほど、昼過ぎというピークの時間帯を過ぎたとはいえ、あまり活気がないというか寂しい印象を受けた。

おそらく一見で一人だったら絶対に登らないであろう階段を登っていく。

シャッター街の中にただ一店舗営業している「アイリス」。
店内はテーブル席が3セットほどと、カウンター。純喫茶みたいな佇まい、東京の片隅にこんなお店があったとは。夫婦二人で切り盛りをしているようで、常連客っぽい人と親しげな会話をしている。先輩も何回かきたことがあるみたいで、くだけた調子で話しているのがちょっとたのもしいと思った。

メニューの一部。焼肉ライスも少し気になったが、ここ思い切って別表にあったカツカレー(900円)を頼むことに。

カレー本体に先立ち手作り感のある小鉢が提供される。どれも素朴な味だが、腹ごなしにはこういうメニューがいい。ちょうど食べ終わる頃にカツカレーがやってきた。

おーカツが揚げたててで、湯気がたっていておいしそう。味付けの方向性は、蕎麦屋のカレーっぽいというか、醤油やめんつゆで味付けをしているように感じた。トンカツは最近醤油で食べるのが好きなのだけど、それだからか醤油ベースのカレーとトンカツの組み合わせがおいしいと思った。おかみさんが、こまめに水が必要か聞いてくれてその心遣いもうれしい。これからも長く続いてほしい。またこよう。
タイトルはGoo Goo Dollsの名曲「Iris」より。ごちそうさまでした。